2014-07-07

(受講報告)
大学図書館職員長期研修@つくば(週末編)

先日よりご報告しています、大学図書館職員長期研修@つくば。
今日は研修期間中唯一の週末レポートを簡単に。先週の受講レポートは、こちらからご覧ください(予告初日2〜3日目4日目5日目)。


この長期研修、土日は全く授業がありません。そこで有志を募って、5日(土)は東京へ見学ツアーに出かけました。お付き合いくださった11名の皆さん、ありがとうございました。


★立教大学池袋図書館


まず、話題の同館を見学させてもらいました。私は昨年の図書館総合展後、私的に伺ったのですが、今回はご案内も頂けるとのことで勇んで参加しました。


改めて説明を受けながら見学すると、施設だけを見学した前回以上に、この図書館に込められたものがよく伝わってきました。
立教大学さんのように素晴らしい施設・設備をお持ちの図書館に行くと、それに目を奪われがちですが、図書館の素晴らしさはそれで決まるものではないのでしょう。

図書館の魅力は、その器をつくるためにどれだけコンセプトが練られたか、大学の教育・研究に対して果たす役割が考えられたか、という思いや願いによって決まってくるのだと思います。その意味においても、立教大学さんは素晴らしい図書館をつくられていると思いました。

ご案内くださったKさん、Hさん、本当にありがとうございました!


★下北沢の個性派書店「B&B」


立教大学さん見学の後は、2チームに分かれました。私たちは、個性派書店として知られる「B&B」さんに行ってきました(もう1チームは、明治大学和泉図書館さんの見学ツアーでした)。

そのB&Bさん、実に良かったです。久しぶりにいいリアル書店に行けたな、と。そのコンセプトがまた、素晴らしいです。


小さい書店ながら、魅力的な棚や独特の空間をつくっておいででした。私も嬉しくなって、仲間たちと棚を見ながら、本のあれこれについて話をしました。

そしてこのB&Bさん、何と店内でビールを飲めるのです!
「ビールを飲みながら本を選べたら楽しいよね」という考えだそうで、もちろん私もビールを注文して、それらをまとめて楽しみました(ちなみに店の名前の由来もbook&beerだとか)。


お店を訪れたときは、ちょうどイベントの最中でした。こうした書店のあり方は、ちょうど私たち図書館が「場」としての図書館について考え直し、再定義しようとしている姿と重なるようです。こうした個性派書店から、私たちが学べるものは少なくありません。


ちなみにこの日の買い物は、この3冊。このB&Bのスタッフでもある、内沼晋太郎さんの「本の逆襲」も買いました。ゆっくりと、楽しみたいと思います。


★好奇心の森「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」


最後に訪問したのが、この「ダーウィンルーム DARWIN ROOM」です。
Webサイトの言葉を借りれば、「教養の再生(LIBERAL ARTS LAB)を理念に、選りすぐりの古書と動物剥製などの標本や、研究生活に便利な道具の販売と、専門家を招いたリベラルアーツ・カフェを行うユニークなショップ」だそうです。



ここは、とても独特で魅力的な空間でした。私は自然科学も門外漢なのですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。お店の方も気さくで、いろいろとお話を楽しむこともできました(空手家図書館員名刺まで置いてきてしまいました・・・)。

古書も多く販売していて、図書館員ならきっと楽しめる場所です。皆さんも、ぜひ訪れてみてください。
ちなみに売っていたケーキをテイクアウトで買って帰ったのですが、しっとり美味しかったです。次回はカフェも、楽しみませんとね!


★つくば探索


6日(日)は、つくば探索をしました。
トレーニングを兼ねて、学生時代に過ごしたところを、走って回りました。あちこち写真に撮ってはソーシャルメディアに投稿していましたので、気づけば15kmちょっとに2時間をかけていました(最後は瀕死)。

朝なので閉まってはいましたが、学生時代に通った店がいくつも残っていたのは、本当に嬉しかったです。一番嬉しかったのは、友朋堂書店さんですね。学生時代は、頻繁に通ったものです。



こんなことをツイートしていると、同書店の店員さんがリプライを返してくださいました。もちろんこの日すぐにお店を訪ね、ご挨拶や思い出話をしてきました。21年ぶりでしたが、その店員さんのお顔に覚えがあって、驚きました!


友朋堂さんは、今もいい書店でした。ゆっくり買い物も楽しみ、学生時代に戻ったようでした。店員のTさん、ありがとうございました!

つくばクラスタの皆さん、ぜひこうした素晴らしいリアル書店を訪れてください。B&Bさんでも感じましたが、棚を見て本に触れることで、オンラインショップにはない気付きや出会いがきっとありますよ〜。

ちなみに、この日順調だったのは、ここまでです。午後以降は、ダイトケンや某所の原稿など、缶詰で仕事していました・・・(涙)。それでもビールは、飲みに出ましたけれど。



★その他、来年度の受講生用メモ


前回も書きましたが、土日は基本的にフリーです。こうしたイベント等をしたらいいと思いますが、幹事さんの連絡先等、連絡を取り合う手だてを用意しておくといいでしょう。

また、関東の方を中心に、意外に多くの方が週末は帰省してしまいます。思ったよりも人数が少なくなりますので、自主企画をするなら段取り勝負でしょうか。関心さえ合えば、一緒に動いてくれる受講生もいると思います。
(今回は私の手際が悪かったものの、木曜から声がけを始めたところ、12名の参加がありました)

この私の四苦八苦が、来年度に活かされるといいのですけれどね!


2 件のコメント:

こしはら さんのコメント...

>土日は基本的にフリー
空手家さんみたいに独自企画を誘って立ち上げるのもアリだろうし、
翌週の班分けしての課題を見越しての根回しっていうか事前討議もあり得るだろうし、
健康管理に万全を期すためのインターバルって捉え方もあるし、
持て余しかねないくらいの自由度も含めて「自分でその時間を有意義に使えたか?」って問われてるのが、今度の研修の本当の狙いなんだと思います。

井上 昌彦@空手家図書館員 さんのコメント...

>こしはらさん、

おっしゃる通りですね。
そして、その自由度がクセもの。(笑)

私自身は、こうした機を逃さず仲間との交流を深めたいと思っています。復習は、飲んで帰った後でできますからね!

こしはらさんは、通いなので難しいとは思いますが、ぜひまた木曜に。