2013-05-22

自分のミッションをつくってみた。

(2019.1.2追記 ミッションを全面的に改定し、下記のミッションはビジョンとして再定義しました。詳しくは、こちらをご覧ください)

(2016.9.18追記 先日の日経新聞に、私のミッションとれいこのことを取り上げた記事を掲載頂きました。詳しくは、こちらをご覧ください)

今日は、昨日「自分の成長戦略?」と題して書いた話の続きです。


写真は、またもや全然関係のないれいこ。

思い切って、この数ヶ月くらい考えてきたことを、まとめてみました。ちょっと恥ずかしいですが、ここに宣言しておきましょう。


○空手家図書館員のミッション

私の図書館活動におけるミッションを、以下のように定めました。
これが私の図書館活動における理念であり、決してぶれない軸になるものです。

【ミッション】
  情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!

【行動指針】
  1. 図書館とWebを世界の二大情報源と位置づけ、そのスペシャリストであるライブラリアンも含めて、そのチカラと魅力を世界に伝える。
  2. 情報に携わる人と人とを、とりわけライブラリアン同士をつなげる。
  3. やるからには自身のプレゼンスも向上させ、一目置かれるライブラリアンになる。

う〜ん、言っちゃったな・・・。(苦笑)
でも、自分がずっと思ってきたことが、ようやく整理できとてもスッキリした感じです!


○ミッションについて

このミッション、そしてそれにもとづく「行動指針」について、説明をしておきましょう。

【ミッション】
  情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!

大言壮語、とはこのことでしょう。(笑)
でも言わば自分の憲法ですから、きちんと理念を掲げませんとね!


たぶん私は、「情報」の持つチカラやその意味を、他の人よりも深く感じているのではないかと思います。
それは、図書館員としての知識や能力ではありません。

「情報」とは、文献などの学術情報に限りません。
様々な知見のみならず、日常の中のささいな事柄、そして伝え合うお互いの気持ちでさえも「情報」だと思います。

そして私は、れいこの闘病を通じ、多くの「情報」に接してきました。

私自身、ブログやTwitterなどで、れいこの闘病に関する「情報」を発信しました。
そしてそれ以上に、多くの方々が様々な「情報」をくださいました。医学雑誌の文献を送ってくださった方もいらっしゃれば、病院での入院体験を聞かせてくださった方もいらっしゃいますし、そして応援する気持ちやメッセージを寄せてくださいました。

れいこの闘病中、皆さんの応援に支えられ、頑張ることができました。
それは言ってみれば、自分が情報を発信した結果であり、そして皆さんが発信してくれた情報を受け取ったからです。

れいこの闘病に加え、図書館員という立場とあいまって、私は「情報」の持つ意味やチカラを、さらに強く感じるようになりました。
この「情報」が持つチカラで、世界をもっと幸せにしたいと思います。



ときには、治療方法など「情報」が直接役立つこともあるでしょう。
みんなの気持ちが伝われば、私たちのように支えられることもあるでしょう。

大きな視点でみれば、貧困などの社会的病理やイデオロギーの対立も、「情報」が不足しているからと考えることもできるでしょう。

逆にマクロにみれば、自分の図書館が必要としているものは、まさに直接的な「情報」そのものです。必要な「情報」を集め提供することは,ダイレクトに自分のミッションを果たすことでもあるでしょう。


情報のチカラで、世界はもっともっと良くなり、幸せになれるのではないか・・・真剣に、そう考えます。

そして、自分がそれに僅かでも貢献できたら、と思います。
このミッションは、そんな気持ちを綴ったものです。


○行動指針について

このミッションにもとづき、具体的な行動に方向性を与えるための「行動指針」を作成しました。ミッションが憲法なら、行動指針は基本法にあたるものでしょうか。
以下、一項目ずつ説明しましょう。

  1. 図書館とWebを世界の二大情報源と位置づけ、そのスペシャリストであるライブラリアンも含めて、そのチカラと魅力を世界に伝える。

図書館とWebを、ミッションで定めた「情報」の最大リソースとします。そして、それら両方に長じた存在であるライブラリアン(ですよね?)に注目します。
図書館、Web、そしてライブラリアンの持つチカラや魅力をPRし、伝えていきたいと思います。

図書館総合展でお話しました図書館員のセルフブランディングも、この文脈で読み取って頂ければと思います。

図書館ってオモシロイ、Webってスゴい、ライブラリアンってカッコいい!・・・そう思ってもらえるように頑張ります。


  1. 情報に携わる人と人とを、とりわけライブラリアン同士をつなげる。

情報を使う人と提供する人が、つながるサポートをしたいと思います。
幸い図書館界を中心に知人・友人にも恵まれましたので、まずはライブラリアンどうしのつながりを広げることでお役に立ちたいと思っています。

また、今後も各種図書館業界的なイベントを開催することで、そうした機会を提供したいと思っています。

ライブラリアンがどんどんつながれば、社会に情報を提供する枠組みが出来ていくことになりますよね。ほんのちょっとですが、そうしたところにも貢献できれば、と思います。


  1. やるからには自身のプレゼンスも向上させ、一目置かれるライブラリアンになる。

私はこの点に関しては色気を隠しませんが(笑)、どうせやるなら、自分のプレゼンス(存在感のようなもの)を向上させたいです。
こうしてそれなりに広く頑張って、自分の商品価値(?)も高めたいですし、みんなから一目置かれ信頼される存在になりたいと思います。

正直、初めてお会いした方がこちらのことを知ってくださっていると嬉しいですし、それが次への励みにもなっています。

要は、目立ちたがり屋なだけ。(苦笑)


○自分のミッションを、どう活かすか

何はともあれ、この数ヶ月考えていたことを形にできたのは、一つの成果だと思います。
後はこれをどう活かすか、ですね。


声高に宣言しておいて何ですが、ミッションは不変のものとは考えていません。そのときどき、自分の価値観に応じて軌道修正をしていくつもりです。
今の段階では、まずはやってみた、でOKかな、と。

昨日書いたとおりですが、自分がこれを明らかにしておくことで、いろいろなメリットがあると思います。

前述のセルフブランディングなども自分の主要テーマとして位置づけられますし、度々のイベント開催も自分のポリシーに沿ったものであることを明らかにできます。
何より、自分のアイデンティティーを確立したことが、自分の気持ちの上でとても重要なことです。


このミッションで、今日からの活動が劇的に変わるものではありません。
ですが、自分の中に軸ができたことを意識し、いろいろな活動にベクトルを持たせていきたいと思っています。

さあ、これから頑張るぞ〜!

(2019.1.2追記 ミッションを全面的に改定し、下記のミッションはビジョンとして再定義しました。詳しくは、こちらをご覧ください)



●れいこと

れいこが星になって、まもなく1年。
こうした時期に、自分がミッションをつくろうと思い、まとめられたことが不思議な気がします。もしかすると、れいこが後押ししてくれたのかな?


上のミッションには入れていませんが、私にとって、とても大事なモットーがあります。
それは、「れいこが惚れる男になる!」ということです。(笑)

れいこが惚れるような、真っすぐな男でありたいと願います。
れいこの頑張りに負けないような、強い男でありたいと思います。

まあ、もともとれいこと僕はラブラブなんですけどね!(妄想)


それでは、押忍!

2 件のコメント:

のんちゃんママ さんのコメント...

お久しぶりです。
 今日 のんちゃんのセカンドバースデーで 一周忌なんちゃらを 昨日行いました。

 そして、みんなが集まるといつも思う事は“なぜのんちゃんだけいないんだろう。。。”という事。

 “私もカウンセリングに通った方がいいんだろうなぁ”と思い知らされるのですが…

 悲しい時 ツライ時に つい いつもここで愚痴ってしまってすみません。

 でも れいこさんのご両親のツイッターを拝見すると “ツライのは自分たちだけじゃない”って思えて、つい心の拠り所にしてしまいます。申し訳ないです…

 先日までは“一年前は…”というのが心の拠り所だったのですが、セカンドバースデーが近づくにつれて、“今後はどうしたらいいのか…”というのが不安で、のんちゃんの存在がなくなってしまうんでは?と思っていたのですが、楽しかった時の事を胸に また無理せず頑張ります。

 愚痴ですみません。

井上 昌彦@空手家図書館員 さんのコメント...

>のんちゃんママさん、

コメントをありがとうございました。のんちゃんも、セカンド・バースデーを迎えたのですね。

私は、れいこに対して「命日」とは言いたくありません。
だってれいこは、ずっと私たちと一緒にいるから。

のんちゃんも、そうです。
きっと、のんちゃんママとずっと一緒にいますよ。

のんちゃんママ、私たちの傷が癒されることはないかもしれませんが、それでも頑張るしかありません。

前を向いて、頑張りましょう。
私たちも、頑張っていきたいと思います。