2014-08-15

2014兵庫県朝の読書交流会に参加&ビブリオバトル優勝

皆さん、お盆休みを満喫されておいででしょうか。
私は妻を置いて、子どもたちと帰省中です。これがまた大変で・・・妻の偉大さを知る日々です。




★2014兵庫県朝の読書交流会


さて先日、神戸で開催された「2014兵庫県朝の読書交流会」に参加してきました。
学校図書館には非常に関わりの深い「朝の読書」ですが、大学図書館にいる私からすれば、ほぼ無縁のものでした。
今回ちょうど私のいる兵庫での開催でしたので、勉強させてもらおうと、全くの門外漢ながら思い切って参加してきました。

(参考)朝の読書には、4つのお約束があるそうです。
  • みんなでやる
  • 毎日やる
  • 好きな本でよい
  • ただ読むだけ
正直なところ、こうしたルールも「見たことはあるかな?」くらいしか、私は認識できていませんでした。参加前に予習しておいて良かった!


討論をお聞きしていて、以下の2点が共通認識であったように思えました。
  • 「朝の読書」の効果は広く認められており、現場では実施するべきものと認識されている。
  • 一方で現場の諸制約があり、実施ができていなかったり、適切なやり方がされていないケースも多々見受けられる。この改善が課題。

この交流会では、「朝の読書が必要なのか」という議論は全くありませんでした。それだけ「朝の読書」が、学校教育の中で一定の評価を得ているのでしょう。
他方、ホームルームの時間が10分しかないために国語の授業でやっていたり、先生が提出物を返却したりしながら実施、などという好ましくない事例も多数報告がありました。もちろん、未実施の学校も一定数あったり、一部には賛成でない先生もいたりするようです。

朝の読書について論じるほどの見識はありませんが、この日の多くの議論を通じて、朝の読書の重要性を感じることはできました。
参加者の多くは学校の先生方で、先生方も悩みながらよりよい教育を目指して頑張っておいでだということも、よく判りました。今後こうした議論に図書館員はもとより、本や教育に関する人たちがもっと幅広く参加していく必要があると思えました。




★ビブリオバトル優勝


午後からの交流会に先立って、午前中にはビブリオバトルが開催されました。実は私、ビブリオバトルは聴衆としてしか参加したことがありませんでしたので、思い切りついでにこちらにも出場してきました。

持っていった本は、ライブラリアンならご存じ、「はなぼん」です。この本に込められた花井さんの情熱や行動力を、学校の先生方たちにお伝えしたいと思い、チョイスしました。


「読書の重要性を知る皆さんだからこそ、一人の人間が本や図書館に情熱を傾け、信念を貫いた物語を楽しんで欲しい」と紹介をしました。
「はなぼん」の魅力が伝わったのか、望外にもこの日のチャンプ本として選ばれました。票を投じてくださった皆さん、ありがとうございました!


当日すぐに花井さんに報告したところ、ずいぶんと喜んでくださいました。私がリスペクトする花井さんの思いを誰かに伝えることができたのであれば、私にとってもとても嬉しいことです。

もう一つ嬉しかったことは、ウチの学生さんが、このビブリオバトルに参加してくれたことです。
彼は今までもビブリオバトルに何度か出場していて、今回誘ってみましたところ、忙しい中を出場してくれました。自分のところの学生さんと一緒にビブリオバトルに出場できるなんて、とても嬉しいことでした!Iさん、ご一緒してくれて、ありがとう!

今回の交流会とビブリオバトルは、とても楽しく魅力的な場でした。お誘いくださったNさんはじめ皆さま、ありがとうございました!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

上でも書きましたが、先日からきょーこを連れて、帰省中です。
きょーこは初めて、妻と離れての生活となります。帰省して生活リズムも乱れていますので、大変です。昨夜も1時間近くひどいギャン泣きをして、私は疲労困憊です。(笑)


きょーこは実家で、毎日毎日お腹いっぱいご飯を食べています。食後やおやつには、大好きなバナナを欠かしません。このくしゃくしゃの顔を見てやってください。(笑)

ですが、このくしゃくしゃの顔には、ときどきれいこの面影を感じます。
れいこに似たこの笑顔に、何とも複雑な思いを抱く今日この頃です。


2 件のコメント:

sugar mom さんのコメント...

ビブリオバトルに聴衆として参加しました。
プレゼンのスピードや間合いの取り方が抜群にうまくて、その上質なプレゼンに感動して一票を投じた者です。
「はなぼん」もさっそく図書館に予約しました。著者の方も喜んで下さってよかったですね。

井上 昌彦@空手家図書館員 さんのコメント...

> sugar mom さん、

コメントをありがとうございました。
過分のお言葉、ありがとうございました。褒められ過ぎて、ちょっと恥ずかしいです。(笑)

間の取り方は、意識しているところです。うまくやれていたのでしたら、嬉しいですね。

「はなぼん」も読んでくださるとのこと、なお嬉しいです。ぜひ、花井さんの思いに触れてください。

またご一緒することを、楽しみにしています。ありがとうございました。