2014-05-22

もう当たり前。図書館の「連携」
(図書館総合展フォーラム2014 in 岡山 参加報告)

5月18日(日)に、図書館総合展フォーラム2014 in 岡山へ行ってきました。


このところ、身内に重い病人がいて外出を控えているのですが、今回はこの貴重な機会を逃すこともできず、ちょっと無理をして参加しました。私も、図書館総合展運営協力委員の端くれですからね!


★この日の内容


いつもいつも、素晴らしいコンテンツを提供してくれる図書館総合展。今回も期待に違わず、素晴らしいフォーラムでした。
今回は中国地方ということで集客的にはいささか条件が悪かったはずですが(失礼!)、約300人もの関係者が集まり、会場のホールもほぼ満席になっていました。


当日の講演や討論内容については、とうてい詳しくレポートしきれません。公式サイトの開催報告ページにて、当日資料やTwitterのまとめがご覧になれますので、ぜひそちらを。
(こうして資料等を極力公開する姿勢も、図書館総合展のとても素晴らしいところの一つだと思います)

一言だけ言っておきますと、この日のご講演や討論はとても素晴らしいものでした。
嶋田さんの基調講演しかり、大園隼彦さん、久戸瀬瑞季さん、高橋真太郎さん、谷一文子さんたちのパネルディスカッションしかり、岡本真さんのコーディネートぶりしかり。

皆さんのお話は、素直に頷ける内容が多かったことが印象的でした。いかにユーザーさんの満足を高めるか、いかに社会のニーズに応えていくかという点にこだわった取り組みが多く、共感するところ大でした。


★思ったこと3点


この日の討論をお聞きして、私なりに感じたことが3点あります。

  • 図書館の「連携」は、もはや前提条件

    数年前に、しきりと訴えられた感のある図書館の「連携」。この日の討論では、もはやそれらは前提条件となっており、その必要性についての議論は行われませんでした。話されたのは、いかにしてどう「連携」するか、でした。
    ここで言う「連携」は、図書館同士と言うより、むしろ図書館外との「連携」です。いかに地域社会と「連携」し、そのニーズを満たして行くか、ということでしょう。
    この日はそうした文脈で討論がなされ、図書館界がまた一つ次のステージへ進んだとも思えました。感無量です。

  • 大学・短大図書館は、地域社会との連携をどう促進するのか

    地域社会との「連携」において、図書館はどのように貢献していくのか議論をするとき、その主役はやはり公共図書館になりがちです。ですがこの議論は、公共図書館だけに留めるべきではありません。
    いかに大学・短大の世界にこの文脈を持ち込み、社会をより良いものに変えるための貢献をするのか、それを私たちライブラリアン(とりわけ、大学図書館員)自身が考えなくてはいけないと思います。
    もちろん、学校図書館・専門図書館など、他館種にも同様のことが言えるでしょうが、特に大学図書館がそのことを考えなければいけません。

  • 場としての図書館機能が注目される中、オンラインの資源をどう活用するのか

    図書館に求められる役割は、従来の図書を中心とした機能から、情報と人、人と人を繋ぐ場へシフトつつあります。そうした空間としての機能が高まる中、Web上の情報など、オンラインの資源をどのように提供・サポートし、その空間に役立てていくべきでしょうか。
    一般論で言えば図書館には、Web上の情報を入手したり、加工・編集・発信したりするための環境については、まだまだ発展途上と言えるでしょう。
    図書館にPCを置くだけでは、情報サービスとは言えません。図書館は、自身が進める「連携」の中で何をしていけるのでしょうか。私たちは、さらに議論することが必要だと思います。



★感謝


最後に、感謝の言葉を。

まず、お会いすることのできた皆さまへ。特に、初めてご挨拶のできた方、ありがとうございました。こうした場でお会いできたことを、とても嬉しく思っています。

そして、出展くださった企業・団体の皆さま、後援等の関連団体の皆さま、ありがとうございました。 皆さんのご協力なしには、図書館総合展は成り立ちません。物心両面で図書館総合展を支え、また日頃から図書館界を支えてくださっていることに、深く感謝します。

最後に図書館総合展運営委員と、チームきびだんごの皆さまへ。
これだけのフォーラムを地方開催することは、さぞや大変なことであろうとお察しします。特に今回は、チームきびだんごの皆さんが、並々ならぬご尽力をくださったと伺っています。ありがとうございました!


★(おまけ)図書館総合展運営協力委員でいるということ


私も運営協力委員になって、僅かながらも運営サイドの大変さが見えるようになり、改めて関係者の皆さんへの感謝が深まったところです。微力ながら恩返しするためにも、今後も広報を中心に協力していきます。

(今回も、ブログに紹介記事を書いて、ソーシャルメディアでそれを何度も流しました。少しだけでも、動員・周知に協力できていれば、いいのですが)

これに関連して、ちょっと気になっていることが。
他の運営協力委員の皆さんは、図書館総合展に対してどんなオファー/サポートをされているのでしょう・・・?皆さんが、それぞれ見えないところで頑張ってくださっているとは思うのですが、私にはそれがあまり見えませんでした。

各種ソーシャルメディアやMLなどのおかげで、広報したり意見や感想を述べたりすることは、とても簡単です。ぜひ積極的に発信し、「運営協力委員も頑張ってるなあ!さすが図書館総合展!」と言ってもらえるようにしたいですね。

私たちはそれぞれ、複数の運営委員の推薦を頂いて、運営協力委員になっています。その期待に応えるべく、かつまた自分で引き受けた責務を果たすべく、みんなで頑張っていきたいですね。
運営協力委員もお互いに声を掛け合って、一緒に素晴らしい図書館総合展をつくっていきましょう!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今年も、6月6日が近づいてきました。私たちが、れいことお別れをした日です。あれから、もう2年になろうとしています。


今年も昨年に引き続き、れいこを囲んで賑やかに騒ぐ「れいこパーティー!」を開催したいと思います。
パーティーの内容は昨年と同じです。6月6日(金)とその前後の週末のどこかで、れいこを囲みたいと考えています。詳しくは、追ってこのブログやTwitter@fight_Reikoで案内します。

皆さんが来られてわが家でパーティーをしてくれれば、れいこもきっと大喜びです。ぜひぜひ、お気軽にいらしてくださいね〜。

一つだけ、お願いがあります。
冒頭でも書きましたように、今私たちの身内には、病人がいます。実家のことですのでパーティーには直接の支障はないのですが、万一のときには、「れいこパーティー!」を急に中止させて頂く場合があります。

中止の場合は、このブログやTwitter@fight_Reikoで案内しますので、必ずお越しになる前にご確認ください。
特に直前になった場合は、ブログすらアップする間もないかもしれません。その場合も、Twitter@fight_Reikoにだけは情報を流しますので、ご確認の上ご参加くださいますよう、お願いします。

それでは皆さま、続報をお待ちください。れいこを囲んで楽しい時間を過ごしましょう!

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