2010-09-30

(やっと後編)集中講義「図書館情報システム論」+NDL関西館見学

 
夏の旅行で、2段ベッドに大喜びの子どもたち。
いつも家では、床に布団を敷いて寝ているので、ベッドというだけで、もう大喜び!


・・・そして、数時間後。


当然、墜落する方もおいでです。(笑)
それを予期して、ちゃんとベッドの側に、重ねた布団を敷いておいた父。偉すぎ。

-------------------------------------------------------------------

さて、今日の本題。

先日のエントリー「(前編)集中講義「図書館情報システム論」+NDL関西館見学」の続きを。
(前編では、最初の3日間の講義について、かいつまんでまとめてみました。)

4日目はNDL関西館を訪れ、見学と併せて、いろいろなお話を伺いました。以下、ごくごく簡単にダイジェスト。
<そう言えば、このブログをコンパクトにする方向でした。

-----------------------------------------

<○図書館協力課調査情報係の業務紹介>
  • 図書館及び図書館情報学に関する情報収集・提供・調査研究など。
  • その中で最も重要なものが、カレントアウェアネス。元々のカレントアウェアネスに加え、カレントアウェアネス-Eカレントアウェアネス-Rが加わり、それぞれの目的に応じた情報提供を行っている。
  • 調査研究についても、企画立案から実施、成果提供まで全般を担当している。

-----------------------------------------

<○カレントアウェアネス・ポータルとオープン>
  • カレントアウェアネス・ポータルのコンテンツは、10,000超。45万アクセス/月。開設以来、毎日更新している。
  • カレントアウェアネス・ポータルは、すべてオープンソースで作っている。CMSのDrupalなど。
  • コンテンツは、RSSフィードなどでも発信。図書館系の有名ブログなどで取り上げられることで、広まった。

-----------------------------------------

<○関西館紹介ビデオ閲覧・見学>
  • まず、関西館の機能や東京本館との棲み分けなどを紹介したビデオを視聴。
  • その上で、館内を見学。ここでも、図書館協力課さんにお世話になる。
  • 日頃、一般の入館者では見せて頂けないバックヤードをいろいろと拝見し、感心。

-----------------------------------------

<○レファレンス協同データベース事業の紹介>
  • ご存じ、レファ協の紹介。講師が、いろいろなイベントなどでご一緒させて頂いている方で、いささか緊張。(笑)
  • レファ協のあの彼(彼女?)は、「れはっち」。絵心のある職員が描いた(=館内では、著作権フリーで使用)。


  • 図書館が入力する信頼性の高いデータ、という特長を売りにしたい。個々の事例が、パーマネントリンクで公開。
  • 2010.9.1現在の参加館は、公共が335、大学が136、専門図書館等が40。もっともっと、多くの図書館に参加して欲しい。
  • レファ協は、オープンであることを志向。事例等の共有はもちろん、データフォーマット、ガイドラインも公開。RSSにも対応。この夏からは、API公開により、アクセス数が飛躍的に増加。新企画「API腕自慢」も。
  • twitterのアカウント@crd_tweetにて、情報発信も開始。
  • API活性化、他のデータベースとの連携、一般利用者の利用促進などが課題。

-----------------------------------------

<○近代デジタルライブラリーの紹介>
  • 近代デジタルライブラリーは、明治・大正期の資料のうち、著作権処理が終わった約16万冊について、Web経由で本文を読めるようにしたもの。
  • これからも、著作権処理を進め、順次公開の予定。昭和前期刊行図書についても、今後公開に向けて作業を進める。
  • テキストを持たない画像であり、それぞれ固定のURLを付与。テキスト情報は今後の課題。

-----------------------------------------

<○PORTAの紹介>
  • PORTA(ポルタ)は、国立国会図書館デジタルアーカイブポータルの略。
  • 国内の様々な電子情報資源をトータルで検索・ナビゲートできるシステム。公的機関、大学、民間アーカイブなど約50機関1,800万件のデータ。深層Webまで検索することができることが、大きな特長。
  • メタデータをPORTAでハーベストするための仕様を、ガイドラインで規定。また、APIを公開しており、外部システムからも利用できる。
  • 将来的(それも近い将来)には、NDLサーチとの連携が、課題か。NDLサーチを担当している東京本館との連携を強め、善処したい。

-----------------------------------------

以上、当日の研修をざっくりと紹介しました。
それにしても、NDLの皆さんは、感じがいい方が多いですね~。天下のNDLですから、多少ふんぞり返っていても、おかしくないのに。(笑)

当日も、NDLのレストランでランチを取っていたところ、5~6名の知り合いの方々とすれ違ったのですが、皆さんにこやかに挨拶をしてくださいました。ちょっと、ほっこり。

-----------------------------------------

繰り返しになりますが、当日の窓口として、図書館協力課の皆さんに、いろいろとお世話になりました。
何名かの方々にご挨拶させて頂いたのですが、メインで当日を仕切ってくださっていた方から、「ブログ読んでます!」と言われて、かなり焦りました。(笑)

図書館協力課の皆さん、講師の皆さん、当日はありがとうございました!

-----------------------------------------

そうそう、図書館協力課さんと言えば!
最近twitterの新たなアカウントunicanetにて、「総合目録ネットワーク(ゆにかねっと)」に関する情報発信をなさっておいでです。こちらも、ぜひ!
<私も、フォローしています。

-------------------------------------------------------------------

<○最終日:総括>

NDL見学の翌日が、集中講義の最終日でした。
この日は、最後の総括として、いくつか重要な点を学びました。
  • OSSの公共性について。Openであること、Commonであること、そしてOfficialではないこと。
  • 知識の流通の変容。図書館の歴史と、知の解放。「知の囲い込み」から、共有志向へ。
  • デジタル環境と図書館について。電子ジャーナルの高騰、コンテンツのオープン化など。
  • OSSと公共性とは。独占、特権へのアンチテーゼとしてのopen。集合知の活用、共通の利益。
  • OSSは、個人のインセンティブによって動く「私」の集合体。
  • 図書館コミュニティの知識・技能と自己責任。図書館コミュニティとオープンソースコミュニティの共通点と相違点。オープンワールドの責任の所在、継続性の確保。

こうしたお話の後に、仕上げの筆記試験。
・・・が、資料持ち込み可の試験に、前日までの資料をすべて忘れて来た私(間違えて、違う書類の束を持って行ってしまいました~)。

結局、私は何故か実力で試験を受けることに。結果はどうなることやら??

-----------------------------------------

・・・ということで、大阪市立大学 創造都市研究科の集中講義「図書館情報システム論」に関するレポート、終了です。

受講された皆さん、お疲れさまでした。
そして村上先生、短い日程でしたがいろいろとご教示くださいまして、ありがとうございました!

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

先日のエントリー「(空手ネタ)復帰試合決定!10月3日(日)、尼崎にて!」で書きましたが、5年半ぶりの現役復帰試合まで、あとわずか3日です!

・・・もう、だいぶ緊張してきました。

前回は、滋賀まで出かけて開始後30秒ほどで、腕を折られましたからね~。骨折→救急車→手術→入院という、豪華リレーでした。

今回は、いつになく頑張ってみましたが、どうなることやら。勝っても負けても、磨いてきた技をぶつけるのみです。

押忍!
 

2010-09-21

ライトニングトーク終了! 参加しました、「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」!

 
皆さん、筏下りというのを、ご存じでしょうか?
和歌山県北山村というところで体験できるのですが、これがなかなか良かったです!


家族で夏休みなどに遊びに行くと、最高ですよ~。
なかなかいいお値もするのですが、十分それに見合った経験ができます。

・・・この話にオチはないですよ・・・?ちょっとオヤジギャグを思い付いたときに、この筏下りを思い出しただけです。
あ、そのギャグだけは、披露できませんけれどね。フフ。(笑)

-------------------------------------------------------------------

さて、今日の本題。
先日のエントリー「(前編)集中講義「図書館情報システム論」+NDL関西館見学」に引き続き、後編を書こうと思っていたのですが。

やはり、一昨日に参加した「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」を先にご報告しておきましょう!

-----------------------------------------

さて。
先日のエントリー「ARGカフェ&ARGフェスト@京都に登壇! (参加者も急募!)」でご報告しましたように、AGRカフェのライトニングトーク(以下、「LT」)にデビューしてきました~。


会場は京都のライブラリアンに有名な、"Hill of Tara"改め、"Dublin"。


ご存じの方も多いと思いますが、この「ARGカフェ&ARGフェスト」は、以下の2部構成です。
  • 第1部 ARGカフェ:
    @argこと、岡本真さんのショートスピーチ(主旨説明等)を皮切りに、メインが参加者によるLT、およびその質疑応答。
  • 第2部 ARGフェスト:
    ビール片手に、参加者同士がフリーに過ごす時間。LTをネタに、繋がりを作ったり、コミュニケーションを図ったりする場。

以下、簡単に当日の様子を紹介します。

-----------------------------------------

<○第1部 ARGカフェ>

まず、主催者である@argこと岡本真さんのご発表です。当日のパワポをslideshareで公開されていますので、以下に(無断で)掲載しておきます。


相変わらずメリハリの利いた、人を引き込むトークでした。いきなり時間を超過した気もしますが、誰も不満に思っていないようです。(笑)
<まあ、そうじゃなければ、10日間で日曜に60人を集められないでしょうけど。

岡本さんのお話のうち、印象的だった点を、簡単に。
  • 「様々な違いを超える場であるために」、「人と人をつなげよう」。「この人とあの人を会わせたら、面白そうやな」というときに、進んで人をつなげよう、という主旨です。単に「お友達を作って帰ろうね」ではない、明確なメッセージです。

  • 「あくまで、学問・知識・情報への関心が接点でありたい」。最近は、図書館員の集まりのような雰囲気もできつつありますが、それがいいことなのでしょうか?
    (ある意味、自分にとってはラクですが、ラクを求めてARGカフェに行くわけでもありませんね)

  • 招待方式・同伴方式も検討、とのことでした。これには、賛成。例えば、過去の参加者は、毎回新メンバー1名を連れて来る権利を持つ、とか、ね。
    各参加者が、1名だけしか紹介できないのであれば、「せっかくなら、アイツをこの場に連れて来たい!」といった心理が働くのではないでしょうか。

    あ、でもネット上などで飛び込んでくる人もいるでしょうから、「全くパイプのない人の参加枠5席」など、確保しておくといいかもしれません。

-----------------------------------------

そして、いよいよ私も登壇するLTの開始です!
今回は総勢14名、錚々たるメンバーです(私だけが小物・・・?)!登壇者については、ARGさんのブログをご覧ください。

それぞれとても面白い話をなさっていたのですが、一人の時間はわずか5分間、聞き入っている間にメモを取るヒマもなく、終わってしまいます。

私もまったくメモを取れなかった状況ですので、説明は他のブログに譲りたいと思います。

いずれも、しっかりとしたコメントを、しかも速くアップされています。このブログとは、ずいぶん違うな・・・。いくつかのブログは、私のLTにも感想をお寄せ頂いていて、恐縮(ちょっと持ちあげられ過ぎですが)。

-----------------------------------------

さて、その私の発表ですが、USTREAMでご覧頂けます。このリンクをクリックしてもらえば、そこはもうARGカフェ。(前後の様子も、ご覧頂けます)

私のLTは、21分頃からです。残念ながら、一部動画が止まってしまっているのと、最後1分ほどが切れてしまっています。(涙)

自分で改めて見てみると・・・
  • 出だしだけは、成功。しかし、ほとんどそれだけ。
  • 多少の笑いは取ったが、何かヒントを差し上げられたのだろうか?
  • いささか緊張していて、隠していたネタを披露できなかった。
  • マイクをカメラだと思っていて、完全にアングルを間違えていた。
  • ・・・等々。切りがない。でも、まあいいや。(涙)

-----------------------------------------

発表に使ったスライドは、以下のものです。
岡本さんが快適に使っているご様子なので、マネマネでslideshareにチャレンジしてみました。日本語をきちんと出すのに苦労しましたが、まあ何とかなったかな?


-----------------------------------------

<○第2部 ARGフェスト>

そうこうしているうちに、熱いLTが終了。
引き続き、そのまま"Dublin"で、第2部 ARGフェストがスタートしました(そもそも、第2部の店で、第1部をやっちゃおうという企画がいい感じ~)。


店内は、こんな感じ。60人の熱気は、外気以上?


この日はLTをしたことも多少は影響したのか、また新しい出会いを多く頂くことができました!
自称「海の見える図書館」の方々(このネーミング、最高!)、殺陣ライブラリアン、ARGインターンシップ諸氏、私と同じ法人に所属する先生、同い年の教育工学の先生、図情大後輩でかつ知人の友人かつ知人の彼女さん、某振興会特別研究員、大手ネット企業最高技術責任者、R大IRご担当者、等々・・・。
本当に、お会いできて嬉しい面々です!

-----------------------------------------

第2部も当然大いに盛り上がり、当然大挙して二次会へ。
二次会も、集団で行こうとする人だけで30人くらいいて、入りきれずに二手に分かれる有り様でした。
二次会も最後は、O先生と「海の見える図書館」のお二人と話込んでしまい、最後は終電に合わせて店を飛び出すことになりました。

結局、最寄り駅までの終電はなく、割と近所のJRまで帰って、そこから30分以上歩いて帰宅することに・・・帰宅は結局、AM2時近くになりました。
<それでも、翌日ちゃんと仕事に行きましたよ~。

-----------------------------------------

結局こうして成功裏に、「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」は無事終了しました。参加してくださいました皆さん、ありがとうございました!拙いお話でしたが、皆さんの笑い声や頷きが、とても嬉しかったです~。

第1部の会場確保にあたっては、日文研の江上さんが、かなり無理をして調整くださったようです。江上さん、ありがとうございました!

また、LTにご推薦くださいました、エル・ライブラリーのT館長、Cさま、本当にありがとうございました~!

そして、何よりも!
このような機会をセッティングしてくださいました、岡本真さんとARG社のインターンの皆さんにも、お礼を言いたいと思います。いつもながら、本当にありがとうございました~!

-----------------------------------------

<○最後に雑感>
  • 岡本さんが冒頭で言われたように、これからのARGカフェの新しい姿を、参加者みんなで模索していきたいですね。一歩間違えると、図書館員の仲良しグループ飲み会になってしまいそうですので、そこは頭の痛めどころ!
    きっとこれは、岡本さんが考えることではなくて、参加者みんなで考えることでしょう!

  • 世の中、面白いネタや面白い人でいっぱい。「情報」だとか「知識」といった漠然としたキーワードでも、まだまだ面白い繋がりが生まれそうです。
    その繋がりに、新しい要素を加えるのは、参加者一人一人かも。

  • 自分自身、ここで受けた刺激やここで得た仲間を、どう活かしていくか、考えたいところです。岡本さんはじめ皆さんからのご恩を、どう返していけばいいのかなあ、と。

  • ・・・と言いつつ、仲間と楽しいひとときを過ごせるだけでも、無情の喜びでもあります。美味しい酒を頂きながら、あれこれ語る、これも人間には必要ですよね~!

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

いつもながら思う、自分のブログの拙さと、アップの遅さ。

今回は、ARGカフェ&フェスト(しかも自分の登壇)という絶好の機会がありながら、アップするのが二日後という体たらく。
上に紹介した皆さんは、早くコンパクトに、上手くまとめておいでですよね~。

今回も、「1-7-30-180の法則」に則って、何名かの方に、このブログをご案内しました。ですがまず、ちゃんとアップするべきことを、しないといけないかな・・・。
最近は、もう少しコンパクトにするつもりなのですが、ダラダラ書いてしまうのも、直りません。ご意見などありましたら、いつでもお聞かせください。

それでは、この辺で。押忍!
 

2010-09-18

(前編)集中講義「図書館情報システム論」+NDL関西館見学

 
私の妻は、保育園の先生。
食育の一環として、一膳分の米粒を、数えてみるとのこと。しかも、保育園の子どもたちが判るように、黒い画用紙に米を一粒ずつ貼り付ける作業。

・・・で、わが家で急遽招集された、米粒数調査+貼付実行委員会。
妻の写真も、本邦初公開!右側で白い箸を持っているのが、妻です。(笑)



久しぶりに、息子のアホアホ写真が途切れたな・・・と思っていた矢先、突然ヘンな顔。


今日も続く、息子のスゴイ顔。

・・・で、米粒はいくつあったと思います?答えは、次回。

-------------------------------------------------------------------

<●大阪市立大学大学院集中講義「図書館情報システム論」>

さて、今日の本題。
今月、私が通っている大阪市立大学大学院創造都市研究科で、集中講義「図書館情報システム論」を受講しました。
講師は、いろいろな場でお世話になっている、村上泰子先生(本務校:関西大学)です。
<それにしても、知った顔が受講生というのも、やりにくそう。(笑)

-----------------------------------------

この授業の主題と目標は、以下のとおり設定されています。
近年、各所においてLinuxをはじめとしたオープンソース・ソフトウェアの導入が加速している。ハウスキーピングの機械化にはじまって大手ベンダーによる商用システムを導入してきた図書館にも、様々なかたちでオープンソース・ソフトウェアの導入が始まっている。

本授業では、図書館とオープンソースに関わる諸問題について、図書館におけるオープンソースソフトウェアの導入を中心に、さらに知識のオープン化への取り組みにも目を配りながら、多面的に考察することを目的とする。(シラバスより、抜粋)
授業は、このシラバスどおりに進められました。
正直私は、オープンソース・ソフトウェア(以下、「OSS」と表記)について、特別な予備知識は持っていなかったのですが、何とか無事授業を終えることができました。

自分の整理も兼ねて、「えっ?OSSって何よ?」という方のために、ごくかいつまんで、授業の概要紹介をします。OSSについて、多少なりとも予備知識がある方は、読む必要はありません~。
<ホントに、私が説明できるのは、ごくごく初歩的な部分のみですので!

本職の方からすると、穴だらけの説明かと思いますが、そこはご容赦を!
正確な情報を求める方は、Google先生に頼るか、大阪市立大学に入学してご自分で受講してください。(笑)

5日間に渡る講義を、一気に集約することは難しいので、今日は「前編」ということでご紹介します。4日目の講義でNDL関西館を訪問したのですが、それは「後編」で!

-----------------------------------------

<○OSS概説>
  • そもそも、OSSとは何か?
     →ソースコードを公開しているプログラムのこと。「オープン」とは、誰しもが自由に使えることでもあるが、一定のスキルを持つ人が、自由に改変・改良できるということでもある。
    ソースコードがあれば、バグ対応・別環境への移植・新機能の追加・拡張などが可能。

  • ソースコードは何故オープンでなかったのか?
     →「ソフト=ビジネス」という図式の中で、ソフトウェアが知的財産として確立されてきた。著作権法では、プログラムの表現は保護されるが、アイディアそのものは保護されない。
    日本では、1985年からソフトウェアにも、著作権が認められている。

  • ソフトウェアと特許
     →ソフトウェアは、特許権でも保護される。日本の特許法では、物の発明にプログラムが含まれると明記されている。
    登録または出願から20年間保護されるが、著作権の保護期間50年間と違いがある。また、著作権と違い、アイディアそのものを保護している。

  • インターネットとUnix~フリーソフトウェアの登場
     →インターネットの普及後、Unixが無償配布されたことで、フリーソフトウェアが広がるきっかけが生まれた。
    Richard Stallmanらにより、「公開の自由」、「配布の自由」、「改変の自由」、コピーレフト(←→コピーライト)らの概念も普及。フリーソフトウェア財団、オープンソースイニシアティブなどの登場。

  • オープンソースの条件
     →自由な再配布、ソースコードの開示、個人やグループに対する差別の禁止、特定製品に特化したライセンスの禁止、技術中立なライセンス、など。

  • ソフトウェアの構築方法
     →大勢がバラバラに開発するのではなく、優秀なトップによる「貴族政治」のもとに、ピラミッド型のソフト開発が必要。やみくもに人を投入しても、上手くいかない。
    従来の開発方法はいわば「伽藍」であり、OSSは「バザール」。

  • OSSのメリット
     →機能の追加、自由な配布、コスト削減(必ずしも削減できるとは限らない)、開発時間の短縮、安定した動作(迅速なバグ修正などが多い)、等。

  • OSSのデメリット
     →マニュアル類が少ない、不親切、他者とのファイル共有時などの不具合、そして何よりも自己責任であること。

  • OSSの評価の視点
     →存続期間、品質、開発チーム、技術サポート、ドキュメント、トレーニング等。自館にとって、何が大事でどう優先順位を付けるかが大事。

-----------------------------------------

<○図書館システムの歴史>
  • 図書館とコンピュータの出会い
     →V.Bushの"As We May Think"などが嚆矢か。パンチカード検索を経て、コンピュータを使用。1950年代のインバーテッドファイル使用に始まり、1970年代頃実用化へ。日本では、1976年にJICSTがJOIS-I開始が先駆的。

  • パッケージシステム
     →図書館におけるコンピュータ導入が増え、既製の市販ソフトウェアが、定型業務をパッケージ化。目録、貸出などの部分では、かなりニーズに応えることができた。一方で、発注・受入などについては、各館の仕様が大きく異なり、カスタマイズも多く行われた。

    パッケージの利点は、ある程度の信頼感、業者に任せられることなどがある。
    一方、デメリットとしては、各館の事情に合わない部分があること、カスタマイズによりコストが大きくなること、他のパッケージへの移行が極めて困難であることなどが挙げられる。

  • 図書館員の不満
     →不要な機能が多い、カスタマイズができない場合がある、対応が遅い、コストが高い、ベンダーのSEが言っていることを理解できない(=判らないまま、回答してしまう)・・・等々。

-----------------------------------------

<○OSSと図書館>
  • 図書館におけるOSS導入
    1. サーバー等のOSに導入
    2. 図書館統合システム全部に導入
    3. 図書館統合システムの拡張に導入
    4. グループウェアに導入

    以降の話は、上記のうち、2,3について。

  • なぜ、図書館がOSS?
     →1つのベンダーに縛られない、カスタマイズしやすい、コミュニティ内の責任共有、など。
    カスタマイズしやすい点は、非常に大きなメリットである。例えば、多言語など、特別に配慮が必要な利用者への対応。
    また、インターネットの普及により、OSSの実用性・実現可能性が、飛躍的に高まった。

  • OSSの成功例
     →Koha, phpMyLibrary, OpenBiblio, PhpMyBibli, Emilda, Evergreenなど。日本では、Project Next-L、まちづくり三鷹が代表的。

  • Project Next-L
     →既存図書館システムへの不満を出発点に、図書館システムを図書館員の手に戻そう、というコンセプトが明確。使えるOSSがある、という実感を持たせるために、小規模図書館を対象としたモデルで、早く結果を出す(2010年にver.1公開予定)。

  • OSSに対する評価モデル
     →システムの内的要素(ソースコード、ライセンス等)+外的要素(技術サポート、トレーニング、ドキュメント等)。図書館側の技術力と体制をふまえて、熟慮が必要。

  • OSSの世界と図書館の類似性
     →情報共有の考え、人間の相互作用の必要。図書館というよりも、ピア・レビュー文化のある学術コミュニティとの類似性が高い。

  • OSSの普及に必要な要件
     →全国的組織による先導、主流化、使い勝手+パッケージ化(ソフトではなく、コンテンツの管理に力が注げるように)、経済性、オープンアクセスに見られるようなオープンソース・データの普及。

-----------------------------------------


とりあえず、今日はここまでにします。
<キーボードを叩き過ぎて、もう指が攣りそう。
また明日以降、「後編」を。

授業は内容の濃いものだったのですが、私が説明できるのは、これくらいです。
ごくごく掻い摘んでではありますが、OSSについて全く白紙の方には、多少は参考になりそうでしょうか?

-------------------------------------------------------------------

<●勉強会情報>

本当に、この週末の関西では、図書館関連イベントが目白押しですね!

私の参加予定については、先日のエントリー「ARGカフェ&ARGフェスト@京都に登壇! (参加者も急募!)」に掲載していますので、そちらをどうぞ!


・・・と言いつつ、今日行こうかと考えていた、勁版会の「図書館を演出する ―大阪芸術大学図書館の実践―」には、早速行きそびれてしまいました・・・残業め。

講師の多賀谷さんは、本当に行動力いっぱいの方で、常々リスペクト!この日も、何としても行きたかったのですが・・・残業め。

多賀谷さんは、つい先日「図書館を演出する-今、求められるアイデアと実践-」という本を上梓されました(共著)。


もちろん私も、すでに購入しています。今日行けなかった分、せめてこの本を読ませてもらうことにします・・・残業め。

あの多賀谷さんの力作ですから、間違いなく得るものがあると思います!皆さんも、ぜひお手にとってみてくださ~い!

それにしても、残業め。

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

何度も書いていますけれど、いよいよ明日は、「ARGカフェ&ARGフェスト@京都」です!

う~ん、ちょっと緊張!

そしてさらに、まだスライドも完成していませんし。
たった5分、でも、だからこそ、難しい!5分だからこそ、冒頭のツカミが全てだと思っています。最初の30秒をどうするか、今もアタマを痛めています。

そうそう、当日はUst中継もあるそうですよ!
会場には来られないけれど、時間はあるという方、ぜひUstで私の雄姿をご覧ください!(爆)

それでは!押忍!
 

2010-09-15

(空手ネタ)復帰試合決定!10月3日(日)、尼崎にて!

 
すみませんが、今日は空手ネタだけです。図書館関係者の皆さん、ご容赦を!

それでも雑談から始まるこのブログ。今日で珍しく(初めて?)4日連続更新となるのですが、息子のスゴイ顔シリーズが、まだ続いています。
<何故か、いつになく反響が。


これも、この夏の和歌山旅行の1シーン。名だたる奇景・橋杭岩(名勝天然記念物)においても、このアホアホ写真。

-------------------------------------------------------------------

さて、今日の本題。
私の現役復帰試合が、決定しました!
10月3日(日)尼崎記念総合体育館にて、聖武会館さんの主催する近畿空手道選手権大会に、出場します!

試合は、やや特殊なルールです。
前半1分間+インターバル20秒+後半1分間、判定は必ず勝敗が決定するマストシステムです(準々決勝からは、延長戦あり)。

ちょっと苦戦しそうなのが、掴み・引っ掛け不可のフルコンタクトルールであることです。
私は、試合よりもいざというときの実戦だけを想定して稽古をしていますので、相手の道着を掴む、足を取って倒すなど、むしろ大いに狙っているところ。
試合のときだけ、こういう効果的な技を出さない・・・というのは、実はかなり難しく、ストレスを感じるところです。大丈夫かなあ・・・?
(もちろん、掴みなどは減点になってしまいます)

まあ、何はともあれ、やるだけですね!
もう試合まで3週間足らず、最後の追い込みをかけなければ!

子どもたちに、頑張る親父の姿を見せるぞ~!押忍!

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

ここ数日、すごい勢いでブログのカウンターが動き続けます。
twitterでの宣伝などが、 @argさんや@milkyaさんといった図書館界の有名人にRTされたりしたから、だと思います。

それにしても、改めてブログやtwitterなど、ネットの影響力の凄さを再認識しますね。
例えば、「ARGカフェ&ARGフェスト@京都」に登壇することで、ARGのメルマガに出るだけで、5,000人以上に名前が伝わりますし、@argさんがツイートするだけで、自分の名前が3,500人に伝わることになります(全員が読むわけではないでしょうが)。

ネット上の伝播力って、本当にスゴイ!
この時代に生きるライブラリアンが、これを使わない手はありませんよね!?

押忍!
 

2010-09-14

トサケンフォーラム開催決定! (in 図書館総合展 2010)

 
昨日一昨日のエントリー冒頭で、息子のスゴイ顔をネタにしたところ。
今日もまた、このブログを読んでくださっている方から、愚息のヘンな顔に対する感想が。これほど反応があると、ついつい同じカードを切ってしまう私。


これも、家族旅行の記念すべき1スナップ。和歌山まで行っているのに、この写真を撮ることに何か意味があるのか、息子よ・・・。

-------------------------------------------------------------------

<●トサケンフォーラム開催決定!(in 図書館総合展 2010)>

先日から宣言していますとおり、今日こそ要領よくエントリーをまとめたいところです。
さて、私が運営委員(幹事長)をしていますトサケンについて、重大発表です!

 トサケン=図書館サービス計画研究所(公式ブログへは、こちらから)

図書館総合展において、今年もトサケンフォーラムを開催することになりました!
今年のテーマは、「今日から使える図書館ブランディングセミナー -図書館魅力再発見計画-」です!詳しくは、公式ブログをご覧ください。

ちなみに、今年の図書館総合展/学術情報オープンサミットは、11月24日(水)~26日(金)にかけて、パシフィコ横浜で開催されます!
23日(火)祝日と土日に挟まれた絶好の日程、これはもう参加するしかないでしょ~?

-----------------------------------------

ですが、今年の詳細プランは、まだ調整中です。
よりいいフォーラムにしていきたいと思っていますので、ぜひぜひトサケンMLで一緒に考えてもらえませんか?よろしくお願いします!

<ご参考>
トサケンでは、常時参加者を募集しています。日頃は、MLによる情報交換・意見交換が中心で、年に数回の有志イベントがあります。ご興味がある方は、ぜひお声がけください。
公式ブログに、トサケンへの参加方法が掲載されています)

-----------------------------------------

ちなみに昨年は、「図書館グッズが利用者と館員を元気にする! -実例発表・討論・物々交換会-」と題したフォーラムを行い、満員御礼となる盛況ぶりでした。

もちろん私も参加しており、このブログにも、「行ってきました! 図書館総合展+ARGカフェ&ARGフェスト (その4)」と題したエントリーをアップしています。よろしければ、ご笑覧ください。

-------------------------------------------------------------------

<●勉強会情報>

今週は、関西に図書館の神様が来られているようですね!
魅力的な企画が、本当に連日予定されています。私の参加予定については、昨日のエントリーに掲載したとおりですので、今日は割愛します。

もちろん特筆すべきは、手前味噌ながら、私も登壇する「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」です!
残席わずかとのことですので、今すぐ昨日のエントリー「ARGカフェ&ARGフェスト@京都に登壇! (参加者も急募!)」をご覧の上、お申込みください!

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

今日も道場に行って来たのですが、久しぶりに吹っ飛ばされました。(涙)
三段の師範に、猛烈な左ミドルキックを、やや背面からレバーに入れられて。やや後方から入っているのに、痛みが前に突き抜けるレバー特有の痛み!

悔しいことに、久しぶりにダウンしてしまいました。
まだまだ修行が足りません。

こんなことで、試合に挑めるんでしょうか・・・と書いて、復帰戦の日程を、ここで宣伝するのを忘れていたことに、気付きました。(現役復帰宣言は、こちらから)
道場の関係者も読んでくださっているようですので、また次回のエントリーででも、試合日程や会場をアップしておきます。

あ、応援には来てもらわなくて構いませんので。<道場各位。
勝手に行って、勝手に優勝トロフィーもらって帰ってきますから。(笑)

押忍!
 

2010-09-13

ARGカフェ&ARGフェスト@京都に登壇! (参加者も急募!)

 
昨日のエントリーで、息子の凄い顔をアップしたら、早速食い付いてくださった方が。そうかー、こんなんで喜んでもらえるんかー、ということで。


同じ和歌山旅行中に撮った、もう1枚。これが家族旅行の記念の写真ですからねえ。

-------------------------------------------------------------------

昨日書きましたように、今日からは、少し短く書くつもりで。

さて突然ですが、「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」のライトニングトークに登壇することになりました!

登壇と言っても、講演みたいなものじゃないですよ~!
ライトニング(=稲妻)トークというのは、一人5分という短い時間で、次々に発表を行い、いろいろな情報提供や交流のきっかけにしようというものです。
ですから私も持ち時間は5分間だけ、何名かいる登壇者の一人に過ぎません。

でも5分とは言え、何十人もいらっしゃる会場です。しかも、ARGカフェ&ARGフェストに来る精鋭メンバーが相手ですからね~。

本当でしたら、専門分野に一家言持っている方が相応しいのですが、いつもお世話になっている、エル・ライブラリー(*後述)のT館長からご推薦を頂き、突如登壇することになりました。過分の舞台ですが、頑張ってチャレンジしてみます!

-----------------------------------------

さて、まず念のため。
このブログをご覧になっている皆さんでしたら、ARGはご存じですよね?

 ACADEMIC RESOURCE GUIDE(=ARG)
 
ARGは、現在図書館界で最もよく知られ、最もリスペクトされている若手、岡本真さんが立ち上げられた会社です。
岡本さんは、最近では「ブックビジネス2.0」の著者の一人として、さらに名を知られるようになりました。


その岡本さんがいるARGが主催しているのが、「ARGカフェ&ARGフェスト」です。今回、早くも9回目の開催です!その主旨については、以下をご覧ください(ブログより抜粋)。

ARGカフェ&ARGフェストは、インターネットの学術利用をテーマにしたメールマガジンACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長の岡本真が2008年7月から始めた様々な違いを超えたコラボレーションを生みだすためのイベントです。

これまでに全国各地8回開催し、毎回50名程度にご参加いただいています。
ARGカフェ&ARGフェストからは、書籍や雑誌への共同執筆や共同研究、研究会や勉強会の立ち上げ、飲み会や食事会の開催等、多種多様なコラボレーションが次々と生み出されています。

ぜひ、この機会に皆さまのネットワークを広げ、新たなコラボレーションを生み出す装置としてご参加ください。

私も過去に参加したことがあり、とてもいい繋がりを作ることができました(過去のエントリー「行ってきました! 図書館総合展+ARGカフェ&ARGフェスト (その4)」)。

-----------------------------------------

その「ARGカフェ&ARGフェスト」が今回、京都で急遽開催されることになりました!
<どれくらい急かって、私も今日、登壇が決まったところ。(笑)

 【第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都】
  日時: 9月19日(日)15:00~20:00
  場所: 第1部:京都市内、第2部:ダブリン

会場が京都ですので、阪神地区の方からはやや遠いですが、翌日はお休みですよ!ここは頑張って、ご一緒しませんか?
ここに来ている人たちは、みんなオープンで前向きな方たちばかり。自分さえその気なら、絶対にいい仲間を見つけられますよ~!

なお、今回は第1部、第2部とも、残り10席程度しかないとのことです。
迷われている方、今すぐ申込みフォームから、どうぞ!

ちなみに私のテーマは、「図書館員の、図書館員による、自分のための営業活動」 です!もちろん、アカデミックでなく、ネタ路線でいきます!請う、ご期待~!

-----------------------------------------

(*ご参考)エル・ライブラリー:

エル・ライブラリーは、ライブラリアンの気合いと根性だけで、どこまでやれるかを実践研究している図書館・・・と、私が最上級のリスペクトを込めつつ、茶化している図書館です。
機能としての図書館としてだけでなく、違う意味でも、ぜひ知って欲しいライブラリーです。

よろしければ、ぜひホームページブログをご覧ください!また、Twitterアカウントもありますので、ぜひフォローしてください!
また、サポート会員も、随時募集中です!(私もサポート会員のはしくれ)

以前、私が訪問したときのエントリー「エル・ライブラリー」と、「お宝コレクション(エル・ライブラリー続編)+図書館員であつまって新年会@大阪」も、併せてご覧ください。

-------------------------------------------------------------------

<●勉強会情報>

関西圏で開催される勉強会で、私が参加予定のものです。よかったら、ご一緒にどうでしょう?

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

今週の関西は、図書館関連イベント盛りだくさん・・・というより、ちょっと異常な感じすら、しますよね?(笑)

16日(木)・17日(金)とかけて、JLA全国大会。後夜祭として、U40プレミアセッション(*)。17日(金)には、【勁版会】「図書館を演出する」 にて、多賀谷さんのお話も。
18日(土)は、日本図書館研究会の「学術情報流通とOAI-PMH」があります。
(*)「U40プレミアセッション」については、今年は残念ながら欠席ですが、去年私は大阪会場サポーターをやりました。よろしければ、過去のエントリー「余韻冷めやらぬ・・・U40プレミアセッション、無事終了!」もご覧ください。

そして19日(土)は、「自由なるライブラリーフィールド」に加え、この「第9回ARGカフェ&ARGフェスト@京都」

関西の図書館員は、体がいくつあっても、足りません・・・。
図書館員の皆さん、体力と財力の限り、この機を逃されませんよう!

押忍!
 

2010-09-12

(ようやく完結!)ダイトケン全国大会、無事終了!

 
先日の家族旅行で、本州最南端潮岬へ行ってきました。
灯台に上ると、こんなに美しい風景が。


でも、わが家でウケたのは風景よりも、下の写真。


せっかくの記念写真が、これかい・・・。恐るべし、わが息子。

-------------------------------------------------------------------

さて、ようやく今日の本題。
先日からレポートしています、「ダイトケン全国大会 in 大阪」の完結編、最終日のレポートです。初日(全体会など)2日目(私が担当した図書館システム分科会など)については、先日のエントリーをご覧ください。


<●オープン・シンポジウム 「大学図書館員は消耗品か?-業務委託・市場化テストをめぐって」>

最終日となるこの日、公式プログラムは、このオープン・シンポジウム一本に絞られています。プログラム・主旨については、こちらをご覧ください。
国立大学、私立大学、委託業者さん、実際に現場で働く委託スタッフがそれぞれの立場から、その考えを述べ、フロアを交えて、図書館業務の外部委託について考えようというものです。

平日の午前開催にも関わらず、大勢の参加者で、会場は賑わいました。この日も、ダイトケン会員以外の方の参加が多く、その意味でもいいシンポジウムになったと思います。

午前いっぱいを費やすこのプログラム、とてもここではまとめられませんので、詳細な内容については、省かせてもらいます。
<じゃあ何をレポートするんだ、と言われると辛い。

-----------------------------------------

印象的だったのは、パネリストがそれぞれの思いや理念をお持ちだったことです。
特に印象的だったのが、立教学院の牛崎さんのお話でした。以下、印象的だった部分を抜粋。
  • 意欲と能力ある委託会社スタッフの働きがいの場となるよう委託会社と協議する。
  • 業務委託について、大学間連携を模索する(2007年発足のNPO法人大学図書館支援機構が、成果の一つ)。
  • 大学のブランディング強化や学生の満足度アップのため、図書館が果たしうるサービスの体系を設計し直し、そこでの専任職員の役割や業務委託の位置づけを整理する。

牛崎さんのお名前は、かねてから伺っていましたが、その明快な話しぶりと強い理念には、グラリ。(笑)シンポジウム後に、ご挨拶もでき、良かったです。

-----------------------------------------

もちろん、このシンポジウムでもって、具体的な提言などをまとめるような性格のものではありません。限られた時間の中、参加者が今後考えていくための材料提起に過ぎません。
この日参加してくださった皆さんが、このシンポジウムで何かを得ていれば、運営サイドとしては、何よりです。

これにて、「ダイトケン全国大会 in 大阪」の公式行事は、すべて終了となりました!ご参加くださいました皆さん、ありがとうございました!

-------------------------------------------------------------------

<●自主企画「国立民族学博物館図書室見学会」>

公式行事終了後、複数ある自主企画のうち、国立民族学博物館(みんぱく)図書室見学会に参加しました。


みんぱく図書室は、文化人類学・民族学関係の資料を収集している図書室としては、日本最大規模です。

資料は地域などによっても区分されていて、私の地元である愛媛に関する資料は、こんな感じでした。



案内をしてくださったみんぱくのO氏、自主企画ご担当の@wasami0722さんのおかげで、楽しい見学ツアーになりました。ありがとうございました~。

-----------------------------------------

・・・で、予期せぬ幸運が、この後に!
@wasami0722さんの知人であるS先生が、ちょうど通りかかられて。図書室見学後、有志で博物館を見学しようとしていた、私たち5人を案内してくださることになったのです。





小一時間ほどの時間でしたが、博物館が、いかにお客さんに楽しんでもらおうとしているか、ということを、理解することができました。
先生のご案内なしで見ていたら気付かなかったであろう、博物館の隠れた意図や配慮を知ることができました。これは本当に、望外の喜びでした!

思えば最近図書館の世界では、「MLA連携」などと言われつつ、自分としては全くネットワークを持っていないことに気付きました。
今回、S先生と面識を持てたこと、こうした「M」の視点を知ることができたこと。偶然とは言え、私自身にとって、貴重な機会となりそうです。

S先生、@wasami0722さん、ありがとうございました!

-------------------------------------------------------------------

今度こそ、「ダイトケン全国大会 in 大阪」の行事は、すべて終了となりました。
講師の皆さま、運営サイドとしてご尽力くださった常任・全国委員の皆さん、裏方に徹して頑張ってくださった大阪支部の皆さん、本当にありがとうございました!

そして、何より!
ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました~!

個人的なことを言えば、今回は大阪ですし、自分が担当している図書館システム分科会のこともあり、絶対に大会を盛り上げたいと思っていました。

そのため、2ヶ月くらいかけて、非会員の知人を中心に、250通以上のお誘いメールを個別に出させてもらいました。
大勢の方がそれに応えてくださり、参加してくださったことが、本当に嬉しかったです。参加してくださいました皆さん、本当にありがとうございました~!

(よろしければ、事後のWebアンケートにも、ご協力ください。すぐ終わります)

-----------------------------------------

それと。
今回初めてダイトケン全国大会にご参加くださった皆さん、いかがでしたか?
もしご関心があるようでしたら、ダイトケンはいつでも参加ウェルカムです。

 大学図書館問題研究会(略称「大図研」=ダイトケン)

押しつけがましくするつもりはありませんが、お客さんとして一時的に参加されるのではなく、一緒に会員としてやっていけると、もっと嬉しいです。
ご関心がある方は、「入会のご案内」を併せてご覧ください。
(一般に、勤務先かご住所がある都道府県に所属することになります)

特に兵庫の方!よろしければ、一緒に勉強したり、交流したりしてみませんか?ぜひぜひ、ご検討くださ~い!(とっても、歓迎されます!)
兵庫支部では、全国大会を機に入会を考えてくださっている方も、いらっしゃいますので、ぜひ!

-------------------------------------------------------------------

<●おまけ: ダイトケン全国大会関連ブログ記事>

ダイトケン全国大会関連のブログをググってみると、いくつかヒットするようです。参加されたレポートなどを、以下にピックアップしました。皆さん、ありがとうございました。


-------------------------------------------------------------------

<●勉強会情報>

関西圏で開催される勉強会で、私が参加予定のものです。よかったら、ご一緒にどうでしょう?

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

気付けば、先週このブログのアクセスが、合計20,000アクセスを突破していました。
去年6月にアクセスカウンターを設置しましたので、一日あたり45アクセスくらいでしょうか。

当初は、1日あたり5アクセス程度を目標に始めましたので、予想以上の好調ぶり。
しかも、今年度大学院に進学して以来、予想どおりページ更新頻度がだいぶ下がってしまいましたのに、アクセス数はむしろ増えています。
こんな拙いブログをご覧くださっています皆さんに、改めて感謝!


ところで、自分で言うのもアレですが。このブログ、ちょっとダラダラ長いと思いませんか?
最近はなかなか時間も取れないので、もう少しコンパクトな記事にして、その分1回でも多く更新するようにしようかな、と思っています。

でも、毎日更新したりすることはありませんけれど。(笑)
いつものごとく、期待しすぎないようにご覧ください。

それでは、押忍!
 

2010-09-05

(2日目レポート)ダイトケン全国大会、無事終了!

 
今日も、どうでもいい話から。
先日、和歌山のくじら博物館で、ウミガメの赤ちゃんを触らせてもらいました。


ムム、プチ感動。

-------------------------------------------------------------------

さて今日は、先日のエントリーに続き、ダイトケン全国大会 in 大阪の2日目について、レポートします。

<●図書館システム分科会>
 「2010年代の図書館サービス ~貸出履歴活用の次へ~」


この日は、全国大会でもメインとなる分科会が開催されます。8つの分科会が開催され、参加者は自分の関心ある分科会に参加するスタイルです。

そして!
私(と大綱氏)が担当する図書館システム分科会も、この日に開催されました!
今回のテーマは、「2010年代の図書館サービス ~貸出履歴活用の次へ~」です。単なるシステムの技術論ではなく、これから先数年間、どういったサービスを志向すべきなのか、それを考えるきっかけにして欲しい、とこのテーマを設定しました。

今大会、事前登録頂いた159名の参加者中、この図書館システム分科会を選んでくださった方、何と80名!(ギリギリですが)過半数の方々が、この分科会をご希望くださいました!(感涙)

今回はいろいろあって、ぜひとも大勢の方々に分科会にご参加頂きたいと、それなりに頑張って宣伝をしていました(私だけでなく、サポーターの皆さんも)。
その甲斐あってか、これだけ多くの方のご参加を頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました!

以下、簡単に分科会内容を紹介します。
当日は裏方業務のため、ろくにメモも取れなかったこともあり、概要紹介に留めることにします(当日のアジェンダは、こちらからご覧頂けます)。

また、当日ネット配信したUst中継を、こちらからご覧頂けますので、ぜひ!

-----------------------------------------

メイン講演「国内外の事例からみるWeb時代の図書館システム ~利用履歴活用、図書館ポータル、情報発信~」
(講師: 小野 永貴氏)

つくば大学大学院図書館情報メディア研究科大学院生の傍ら、株式会社しずくラボの代表取締役社長として、広く活躍をなさっている小野さんに、メイン講演をお願いしました。

講演の資料は、こちらからご覧になれます。

講師の小野さんは、お若いのに、とにかくお話が上手かったです!要点の整理+話術が、うまくミックスされたスピーカーで、素晴らしいです!
以前、図書館総合展でお話を伺ったことがあるのですが、そのときも「弾丸トーク」で大いに来場者を惹き付けていました(もちろん、そのときのお話がとてもよくて、今回の講演に至っています)。
いや~、いい講師に来てもらえたものです!小野さん、ありがとうございました!

さて。
今回の講演のベースになっているのが、小野さんが先日投稿された論文「Web時代にあるべき未来の図書館サービスの胎動 貸出履歴の議論を超えたShizuku2.0の実現へ」(「情報管理」Vol. 53 (2010) , No. 4)です。非常によくまとまっていると、小野さんご自身がおっしゃっていましたので(会場笑)、ぜひご一読ください(上記リンクから、本文を読むことができます)。

1時間ほどの講演に加え、質疑応答も途切れることなく続きました。時間の都合上、やむを得ず打ち切らざるを得ないほどで、盛会となりました。当日質問をできなかった皆さん、どうぞご容赦ください!

なお、小野さんは、ブログtwitterでも情報発信をしておいでです。この分科会で、小野さんファンになった方は、ぜひ!(笑)

-----------------------------------------

メイン講演・質疑応答で合計2時間あまり。
その後、サブトピックとして、京都大学附属図書館の渡邉 英理子さんに、「NACSIS-CAT/ILL ~課題と展望~」と題してお話を頂きました。

NIIのWGメンバーでもある渡邉さんならでは、といった丁寧なお話ぶりでした。
サブトピックながら、これだけでじっくり一つの分科会を開きたくなるようなテーマで、参加された皆さんも、聞き入っていました。

-----------------------------------------

この分科会は、お二人の講演と質疑応答といった形で構成し、非常に盛会になりました。その証拠に・・・

・・・誰も眠ってない!(笑)

参加者の多くは、前日からの泊まり込み。前夜懇親会もありましたし、分科会は日曜日の朝。
フツーであれば、80人のうち、10人やそこらは船を漕いでいそうなものですが。
小野さん、渡邉さんのお話が魅力的だったおかげかとは思いますが、皆さんがしっかりとお話を聞いてくださったことが、嬉しかったです。皆さんが何かを得てくださっていたら、主催者冥利に尽きますね!

-----------------------------------------

なお、この分科会は、4人のサポーターの方々のご協力を得て開催しました。
@takeshikuboyamaさん、@_mille_cさん、@taniwataruさん、@Zhang_Maoさんです。

@takeshikuboyamaさんには、事前の企画から当日の司会まで、すべてに渡ってお世話になりました。間違いなく、今回の最大の功労者です。@takeshikuboyamaさんは、ご自分のブログでも、この分科会のレポートをしてくださっています。

@_mille_cさんと@taniwataruさんには、こまごまとした準備や当日の資料配布やマイク係まで、いろいろと助けて頂きました。

そして、@Zhang_Maoさんは、前日に突然決定したにも関わらず、急遽Ust中継をしてくださいました(繰り返しになりますが、当日の様子は、こちらからご覧になれます)。

この図書館システム分科会を無事終えられたのも、このサポーターの皆さんが、大綱さん(もう一人の担当者)と私を、助けてくださってこそです。ありがとうございました!

-------------------------------------------------------------------

<●利用者支援分科会>
 「2010年代の図書館サービス ~貸出履歴活用の次へ~」


午後からは、「利用者支援」分科会に参加しました。
私は午前中の図書館システム分科会でお役御免になっており、午後は一会員としての参加でした。

この分科会は、今あえて「ラーニング・コモンズ」を取り上げました。
一種のトレンドになったラーニング・コモンズが、どのようなかたちで利用者を支援しているのか、また今後、学習支援・教育支援の面でどのような可能性を秘めているのか、新しい学びの場の「いま」と「これから」を考え直すことを目的としています。

大阪大学附属図書館の上原 恵美氏、大阪大学 大学教育実践センターの堀 一成准教授による講演の後に、フロアから多くの質問や意見が発せられ、こちらも盛会となりました。
(当日配布資料は、こちらからご覧になれます)

-------------------------------------------------------------------

そして!
分科会後は、当然懇親会でしょ?(笑)

当日いきなりのお誘いでしたが、twitterで参加者を募り、主だった方に声をかけているうちに、いつしか30人近くに。結局、1グループにはまとまり切れなかったので、私の周りの方20人弱くらいが1グループになって、近くへ繰り出しました。

有志の二次会が、また強力で、二次会専用のハッシュタグまで作られてしまう盛り上がり方。最後は、ホテルの部屋飲みまで続き、大いに仲良くなりました。
この日も泥酔で絶好調だった私は、某O大学のM嬢に「初めて、井上さんを尊敬しました!」と言われる「舌」好調ぶり。酔った勢いで、何でもネタに。(笑)

まあ尊敬されたかどうかはさておき、急なお誘いにお付き合いくださいました、皆さん、本当にありがとうございました~。本当に、楽しかったです!
<某九州支部長はじめ、酒飲みチームの皆さん。某NDLホープはじめ、スイーツチームの皆さん。

とりあえず、二日目のレポートは、この辺りで!また追って、最終日(3日目)のレポートをアップしますね!

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

先日のエントリー「(空手ネタ)5年2ヶ月ぶり・・・現役復帰宣言!」に書きましたとおり、私も空手で現役選手復帰すべく、この2ヶ月ほど準備をしてきました!

そしてとうとう、復帰戦が決定しました!
10月に行われる某大会に、出場エントリーを済ませました。また別のトピックとして、近いうちにこの場でご報告したいと思います。

ちょうど今日、道場の子どもたちが出場している空手大会の応援に行ってきました。
その試合の様子を改めて見ていて、かなり緊張感が蘇ってきました。でも一方で、自分が戦えないようなレベルではないな、とも。


ちなみに、今日3位入賞したウチのホープ、かっちゃん!


骨折以来、5年あまり稽古は続けてきましたが、やはり試合となると、意味が違います。
残り一ヶ月、頑張ってどれだけ自分を追い込めるか、ですね。
気合いを入れて、頑張ります。

押忍!
 

2010-09-01

ダイトケン全国大会、無事終了!(初日レポート)

 
今日は、熱く盛り上がったダイトケン全国大会のレポートをお送りします!
そして、ちょうど大会中に息子の誕生日。


こんなときに、自宅から1時間しかかからない大阪に、大会中4日に渡って泊まり込んだ私。可哀そうな息子。

-------------------------------------------------------------------

<●ダイトケン全国大会 in 大阪>

さて、以前から何度も、この場でご案内していましたダイトケン全国大会が、無事終了しました!

 大学図書館問題研究会(略称「大図研」=ダイトケン)
 大学図書館問題研究会全国大会 in 大阪 公式サイト 
 Twitter 大会公式アカウント

とにかく!熱い全国大会でした!
おそらく、ダイトケン史上最多であろうと思われる、約170名の参加がありました。
そして今回の特長は、会員でない方の参加の多さです。コンテンツが良かったのか、ダイトケン会員外のご参加が多いことは、望外の喜びでした。

改めて言う間でもありませんが、全国大会ですから、研究会の最大の研究成果発表の場であり、かつ、最大の交流の場でもあります。
私がダイトケンの最大の魅力だと思っているのは、この交流の部分。いろいろな活動を通じて、日本中の会員が繋がり合っているのが、イイ。年に1度の全国大会では、旧交を温める姿が、毎年多く見られます。

さて、今年も多くのプログラムが用意されていました。以下、私が参加したものを、簡単にレポートします。

  • 前夜祭
    毎年大会前夜に、前日設営を終えた地元支部と委員が開く、決起集会です。私も金曜の仕事後、遅刻で参加。店で酔った後は、全国委員が泊るホテルの大部屋で、延長戦。泥酔しました。

  • ウェルカム・ガイダンス
    初めて全国大会に参加する方を対象に、全国大会の主旨やプログラム構成などを説明する会です。今までに、見たことがないほどの参加者数でした!
    ちなみに全国大会では、用意されているひよこちゃんシールを、名札に貼っておくと、参加者みんなで優しくしてあげることになっています。(笑)

  • 全体会
    これについては・・・う~ん・・・。
    身内ながら、はっきりと書いてしまいましょう。会計報告や会の運営に関する事項が、長すぎると思います(全国委員会など、あちこちで、言っていますが)。
    もういっそ、全国大会を研究発表会にしてしまって、こういう要素をなくしてしまうとか。あるいは、初日午前中に持って来て、会員専用プログラムにするとか。

    今年も例年のごとく、非会員で参加されていた方は、つまらなそうにしていました・・・。来年こそ、ここは改善!全国委員として、強く主張していこうと思っています。

    もっともそれが終わった後は、研究発表、記念講演が行われ、一気に研究モードへ。

    • 【研究発表】土出 郁子氏(大阪大学附属図書館),福山栄作氏(島根大学附属図書館)
      演題:「全国遺跡資料リポジトリ・プロジェクト : サブジェクトリポジトリ,地方自治体との協働」


      発表は、大阪支部員としても精力的な活動を続ける土出さん。ユニークな連携の報告をされまいした。ときどき醸し出す独特のオーラに、会場は頷くだけでなく、大きな笑いも。

    • 【研究発表】天野 絵里子氏(京都大学附属図書館)
      演題:「大学図書館員の仕事 : 専門性はどこにある?」


      天野さんは、とても見せることが上手な方。プレゼン資料も、こちらの関心を惹くものを作られ、しかも話がとても上手!いつも感心させられています。

    • 【記念講演】濱田信夫先生(大阪市立環境科学研究所)
      演題:「本の虫と本のカビ」


      メインとなる記念講演として、濱田先生から、カビに関するお話を頂きました。珍しいカビのお話を、いろいろな角度からユーモアたっぷりにお話になるお姿に、会場は大興奮。(笑)


  • 懇親会
    ある意味、メインイベントの一つもある、懇親会。
    各支部や、非会員を含めて希望者から、コメントを頂いたりして、楽しいひとときでした。
    ちなみに今回は、研究発表をされた土出さんと一緒に、何故か私も司会。ウケを狙って、Yシャツの下に、ネタTシャツを着こんでいた私。マイクの前で、突然変身。(笑)
    <懇親会前に、トイレで着替えをした甲斐がありました。

    そうそう、この懇親会は、ダイトケン名物地酒の会を兼ねていました。
    全国から集まる会員が、地元の酒を持って集まるというものです。北の大地から、南の島の酒まで、いろいろと集まり、会はますますハイテンションに!

    終了後、有志で2次会に。
    20人以上でしたが、何とか収まる店を見付けて、大騒ぎ。皆さん、とてもいい仲間に出会えたようです。
    ちなみに、委員の大部屋では、その後さらに部屋飲み。私はいつの間にか、自分の布団の上で気絶していました。(笑)

-----------------------------------------

ずいぶん端折りながら書いたつもりが、やはりそこそこのボリュームに。
今日はとりあえず、初日のレポートで終えることにします。続きは、また明日以降に。

-------------------------------------------------------------------

<●どうでもいい独り言>

最近、とうとう子どもたちに、それぞれの部屋を持たせました。
今までは、二人で1部屋、それもリビングと繋がった部屋だったのですが。今回、2階に一人1部屋を持たせることにしたのです。

子どもたちも、もう6年生と4年生。
むしろ遅いくらいだと思いますが、これを機に独立心を養って欲しいところです。

・・・と言いつつ、初日は娘の部屋で一緒に寝てしまった私。
「お父さ~ん、こっちで一緒に寝てもええねんで?」とか言われ、ついフラフラと。娘の親離れと、私の子離れ、どちらが先になるのでしょうか・・・?(汗)


また明日(以降)、2日目以降のレポートをします。メインになる、図書館システム分科会の報告をしませんとね。

押忍!