2009-11-26

行ってきました! 図書館総合展+ARGカフェ&ARGフェスト (その4)

 
先週末は、家族で珍しく旅行。
丹後半島の民宿せいき荘に、カニツアーに。
全然飾らない、この民宿、とりわけカニ攻めは最高!昨年に続いての宿泊でした。


泣き砂で有名な、琴引浜にも、行ってきました。
とんでもなく美しい砂浜に、一筆。


この大書は、写真を撮って2秒後には、波に消されましたけど。

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さて、今日の本題。
もう今さらアップしても、誰も読まないことが予想される、図書館総合展レポート最終回。今度こそ、駆け足で。

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最終日(3日目):12日(水)1コマ目

「図書館グッズが利用者と館員を元気にする! -実例発表・討論・物々交換会-」
(主催: 図書館サービス計画研究所)


ご存じ、図書館サービス計画研究所(略称「トサケン」)主催のフォーラムです。
日頃はMLでの情報交換がメイン活動ながら、この日は図書館総合展という舞台で、フォーラム開催となりました。

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まず最初は、会場内にデカデカと設置されたグッズコーナーでの展示会でした。



それはもう、人の壁、壁、壁。ものすごい殺到ぶりでした。(笑)

さて、基調講演は、トサケン代表の仁上幸治さん。
その後、以下の豪華なリレートークと、自館グッズ紹介「うちのこ自慢」が続きました。そして最後に、図書館グッズへの提言を、お二人のゲストから頂きました。

基調講演:
 仁上 幸治氏(帝京大学総合教育センター)

リレー発表:
 戸田 光昭氏(日本大学文理学部非常勤講師)
 青木 玲子氏(国立女性教育会館客員研究員)
 中島 玲子氏(慶應義塾大学非常勤講師)
 石川 敬史氏(工学院大学図書館)

自館グッズ紹介「うちのこ自慢」
 志茂 淳子氏(和歌山県立医科大学図書館三葛館)
 山田 かおり氏・加藤 敦子氏(嘉悦大学情報メディアセンター)
 真喜志 まり氏・岡田 光世氏(東邦大学習志野メディアセンター)
 森下 和博氏(熊本大学附属図書館)

図書館グッズへの提言
 渡邉 崇氏(法政大学CSR研究所)
 岡本 真氏(ACADEMIC RESOUCE GUIDE (ARG))

いずれの発表も魅力的ではありましたが、この日一番私の疑問に答えてくださったのは、慶應の中島さんでした。

私は常々、安易にグッズを作り、利用者迎合的な風潮があるのではないかという漠然とした危惧を抱いていました。
盲目的にグッズを作るだけなら、ある種図書館員の自己満足ではないか、何のためにグッズを作るのか・・・このフォーラムでは、それに対する答えを求めていたのかもしれません。

中島さんは、グッズ・キャラクターにどういった意味を持たせるのか、何を訴えるのか、それを次のアクションとして何に結び付けていくのか。そういった問いを、私たちに投げかけてくださいました。

その意味において、中島さんのご発表は、まさに私が求めていたもの。私があのご発表をお聞きできたこと、多くの図書館員に聞いてもらえたこと、実に良かったです。

ちなみに、中島さんとは、ML上でのお付き合いしかありませんでした。
しかしこれを機に、しっかりとご挨拶し、お近づきになってきました(少なくとも、私はそのつもり)。
その意味で、トサケンフォーラムは、ネット上での活動をリアルに落とし込むいい機会として、機能しています。

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「うちのこ自慢」は、各館のグッズに対する愛が溢れていて、良かったです。(笑)各館でそれぞれ工夫されたキャラクター、グッズが出され、会場も大いに盛り上がっていました。

ある意味それ以上に良かったのが、岡本真さんの提言でした。
「金を払って、ここにあるグッズを買いたいか?少なくとも、私はそうしない」と断言。「単にやるだけなら、図書館員の自己満足だ!」とおっしゃっていました。この点については、まさにわが意を得たり、といったところでした。

中島さんのお話にもあったように、これらを作って、そこから何を生みだしたいのか、そのビジョンが明確になっていない限り、「自己満足」に過ぎないグッズが溢れるだけでしょう。
図書館の皆さん、大いに考えましょう!

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あえて一つ言わせてもらえれば、やはり質疑応答の時間、フロアと発表者のやり取りがなかったことが、非常に残念でした。
日頃ネット上でやり取りが活発なトサケンだからこそ、こうした機会にフロアの参加者が、互いにキャッチボールする必要がありました。

この点においては、他のフォーラムで質疑応答がない、というのと、全く意味が異なります。
実は私自身、質疑応答で挙手する準備が出来ていただけに、残念でした。(笑)
次回こそは、フロア全体での討議の時間を!

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最後になりますが、仁上さん、トサケンのMLでお世話になっている皆さん、本当にありがとうございました。初めてお目にかかれたことも多く、非常に嬉しく思いました。
また、終わった後のランチ会企画も、非常に良かったです。
<私が幹事長を務めた前夜祭も、良かったですけれどね!

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最終日(3日目):12日(水)午後

「第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜」
(主催: ACADEMIC RESOUCE GUIDE


この総合展中、私の参加するプログラムの半分以上は、岡本さんが噛んでいらしたものでした。パネリストだったり、コーディネーターだったり。
最後には、主催としてこのイベントを取り仕切ってくださいました。

私は当日のサポーターとして立候補しており、会場(別の建物でした)への誘導係。
ところが、当日は猛烈な浜風が吹き荒び、持っていた紙が破れかけたり、飛ばされたり。いつになく、大変なサポーター経験でした。(笑)

図書館総合展中の各フォーラム・展示が開催される中、何とこのイベントに70名もの参加者がいたのには、ただただ驚きでした!
何という集客力!さすがはARG、さすがは岡本さん、といったところでしょうか。

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さて、本番。
私は、ライトニング・トーク方式は、初めてだったのですが、非常に面白く感じました。
数分に集約して、自分の主張をまとめるのは、誰にも大変ですね。登壇者それぞれが、ユニークな工夫をしておいでなのが、よく判りました。
<登壇者のスピーチは、全て面白いと言えるものでしたが、ここで概要を纏めることは断念。

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終了後は会場を店に移しての第2部となりましたが、これがまた、大いに盛り上がりました!
ここでも大勢の方々とご挨拶し、いろいろなお話をすることができました。

この会のよいところは、館種を超えた人が集まるところです。もっと言えば、図書館員でない方も、多く集まっています。そうした中で、新しい出会いがあり、新しい視点を得られることの意味。非常に、重要なことだと思います。
<実際、私の仕事上の知り合いは、ほとんど大学/短大図書館員。

前夜4次会まで飲んだ私ですが、この日は最終の新幹線を予約しており、泣く泣く1次会終了時に集団を離れました。うーん、やっぱりもう一泊しておくのでした・・・。
<・・・って、7日も東京・横浜にいましたけれど。

岡本さん、ご出席の皆さん、ありがとうございました!

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<どうでもいい独り言>

ようやく!
図書館総合展最終日から2週間弱、ようやく、このブログでの報告が終わりました。
書きたいことはもっともっとあるのですが、指が付いていきません。一度は、指が攣りかけて断念しましたし。(笑)

先日の近畿イニシア研修、NIIリテラシー教育担当者研修でも書きましたが、やはり人の繋がりが大事、ということをこの場でも再認識。
その意味においては、今回の一週間に及ぶ上京ツアーは、大成功だったと自負。
無理なスケジュールで、自爆した感は否めませんが、それでも多くの出会いを得たことだけは、間違いありません。

これからの課題は、学んだことをどう職場にフィードバックするか、そしてお目にかかった方々とのお付き合いを、どう深め、どう維持していくか、ということです。

総合展でお目にかかった皆さん、今後もぜひ、このブログもご覧くださいね!
この場を通して、コミュニケーションを取っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
 

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